memo

最近読んだ漫画とか小説の感想です。



『奇談蒐集家』
帰省のお供に購入した短編集。
私は実家がドがつくほど僻地にあるんで、いつも適当に短編集を買って片道の移動時間で読むということをしている。
本の内容はすごーーくライトなミステリだな…という印象。
謎自体もミステリ慣れしてる人だったら簡単な部類で、大体オチが読める展開が続きます。
「あーやっぱそうだよね」と予想を裏切らない話が多くて途中までぶっちゃけ退屈だったんですが、最後の一編で全ての話の見方が変わるのが面白かった。
詳しくは書きませんがこういうのが小説ならではだよな!と最後の最後でグッと来た。
これ映像とかになると逆に旨味が薄れるタイプの話だと思います。
終盤で読者側の価値観ひっくり返すような仕掛けある本は好きだな〜!
あと面白いなと思ったのはいろんな登場人物が同じ場所について地の文で説明するんだけど、それぞれが違った視点でものを見てるのが伝わってあーきちんと書き分けられている…となりました。こういう描写の仕方は好みです。
創元推理文庫はこういう読みやすい短編シリーズ多いからおすすめです。

『かわいすぎる人よ!』
WEB広告見て気になって購入した漫画。絵柄がメッチャスキ。
主人公メイちゃんとめちゃくちゃ可愛い顔面をした叔父さんの日常を描いたお話。
この漫画とにかく可愛い〜〜!!良い家族ものです。
メイちゃんがこんなに良い子でみんなから好かれる子に育ったのは、叔父さんがお姉さんから受けた愛情をそのままメイちゃんにあげてるからなんだろうな。愛情とかポジティブな感情の連鎖って良いよね。いやネガティブな感情の連鎖も嫌いではないですが…(ただのヘキ)
お気に入りの話はカバンのエピソードかな。最後の大ゴマでメイちゃんにとって叔父さんがどんなに温かくておっきな存在だったのかが伝わって涙出そうになる。
まだ一巻しか出てなくて語られてない部分も多いとは思う。続刊も楽しみです。
このほのぼのとした日常感が好きだからあんまりシリアスになりすぎないで欲しいな〜。

『ダンダダン』
ジャンプラで全話無料だったので一気読みしてしまった。
絵がめちゃくちゃ上手いし面白い。話はなんというか結構カオスすぎて一言では言い表せないがつい読んでしまう勢いがある…なんだこの漫画…。
オカリンはいい主人公で読んでて好感が持てる。こういう元がおとなしめの主人公は描き方によってはなんやこいつ…て印象持つんですけどオカリンは程よくて好きだ。
カオスなオカルトバトル漫画かと思えば普通にボーイミーツガールもしてるしラブコメとしても楽しめるの良い。
どう見てもダサい格好のはずなのに作者の人のデザインセンス(と画力)が強すぎてカッコよく見えるの笑う。ブリーフなのに…。
とんでもないとこで話が終わってたので続き楽しみです…。

『幼稚園WARS』
こっちもジャンプラで一気読みした。
なんか今更だけど作風の幅がひろいよなージャンプラ。
殺し屋のギャグマンガなんですけど割と軽いノリで人が死ぬ。絵が可愛い。
終始ギャグに徹するかと思えばシリアスな設定もあり、分かりやすくエンタメ作品て感じ…途中で敵の殺し屋の女の子が死ぬ話があり、割とシリアスな話なんだがそれは主人公が殺してきたイケメンの殺し屋たちと何が違うんだ…?と若干?となってしまった。
モブの死をいちいち描写してたらキリないし読者のメンタルやられるだろうからええんですけどね!!
ダグ先輩は公式でヒロイン扱いぽくて笑いました。お前がナンバーワン(ヒロイン)だ…。
畳む


#本の感想