天バカ収集記録

この記事は、私が愛してやまない小説作品『天翔けるバカ』の関連書籍などを集めた記録と感想をまとめたものです。
このタイミングで記事にしようと思った理由としては、数年前から行っていた原作関連の収集活動が複製原画を手に入れたことで一通り落ち着いたからです。

集めるのにそれなりに時間がかかったし、どうせなら何か残しておきたいな、という気持ちでせっせとまとめてみました。
無駄に長いので「今日はオタクのキショ語りでも読みたい気分だな…」という時にでもお読みいただけると幸いです。

『天翔けるバカ』とは?

雑誌Cobalt(集英社刊)1999年2月号~6月号、2000年2月号~6月号で連載されていた須賀しのぶ先生作の小説シリーズ。文庫版は全2巻。各種電子書籍サイトでも配信中。

飛行機バカな主人公のリチャード・ハーレイ(愛称・リック)が、自分を振った婚約者を見返すためにWW1のイギリス義勇軍基地で撃墜王(エース)を目指すという熱血空軍アクション。癖の強いキャラ達の掛け合いが魅力的な作品です。

収集品一覧

※推しCP(非公式)について色々言及していますのでご注意ください。
※記事の性質上、雑誌や文庫本の画像を一部掲載しております。
iPhone13でちまちまと撮影したものなのでそんなに綺麗ではないです。
なお、撮影した画像はあえて画質やサイズを落としています。

文庫

画像左から
「天翔けるバカ Flying fools(著・須賀しのぶ/集英社コバルト部庫)」
「天翔けるバカ We are the Champions(著・須賀しのぶ/集英社コバルト部庫)」

10数年前に友人から「とにかく読んでくれ」と借り、読み終わる頃にはどっぷりハマっておりました。
写真のものは当時Amazonで定価で購入した記憶があります。
たしか帯が着いていた気がするのですが、引っ越しとか繰り返しているうちに紛失してしまいました…(無能すぎる)
電子版が出るまでこちらを読み返しまくっていたので、結構ヨレとかがひどいです。
多分今でも古書店などで購入可能だと思います。

雑誌

そもそも、何故雑誌を集め始めたのか?

理由としては2つほどあります。

①イラストが全部違う(作者あとがきより)
②文章が一部違う可能性があった

①については文庫版のあとがきで須賀先生から言及があるのですが、初読時は手に入る術もなく「見たいけど、まあ無理だよね…」とスルーしていました。
しかしそれから10年ほどたち、個人間での古本の売買がアプリ等で容易になった現代なら、もしかしたらいけるかも?と思い立ちました。
集め始めたころはちょうどコロナ禍だったこともあり、色々気晴らしに収集し始めた…という感じです。そこが沼の入り口だったわけですが…。

②に関してはファンには周知の事実だと思うのですが、須賀先生はめちゃくちゃ加筆修正をされる作家さんです(雑誌版と単行本版で話の展開全然違うとかザラ)。
そこで私は「もしかしたら雑誌版にはまだ私の知らないオシカプ描写があるのでは…」と思い至り、集める決心をしました。
動機がだいぶ終わっている。

どう集めたか

ほぼフリマサイトとヤフオクで探しました。
雑誌Cobaltはそれなりにニッチな雑誌でして、駿河屋とかまんだらけの古書店だと出回ってない事が多いです。
一方で、フリマサイトとかだと個人所蔵のものを何冊かまとめて売ってくれてたりするので、比較的集めやすかったですね。
ただしそれも一長一短で、まとめ売りとかだと雑誌がダブってしまったり、裁断済みとか切り抜きに近いものしか手に入らない場合があります。
私はとにかく掲載内容が見られればOK、とそのあたりは割り切ってましたので無問題でしたが。
これは目的によって変わってくる部分だと思います。

掲載誌(1巻収録分)

※雑誌Cobaltは2ヶ月に1回発行のため、掲載誌は各巻ごとに3冊ずつ。すべて集英社刊。

雑誌Cobalt 1999年2月号

記念すべき第1話掲載号。
すげえマジでイラストが全部違う…と驚愕。初期だからかみんなちょっとお顔の印象が違うかも。ロードとか大分甘い顔立ちになっている気がするな。
あとがきでも言及があった、リックがビンタされてる絵が見られて満足。ほんとにこの作品を象徴する絵ですね…。文庫版だと一切出てこないんですが、レイチェルかわいい。アメリカンガールという感じ。
雑誌のサイズが私が手に取ってた頃(2009年頃?)よりも一回り大きいのでかなり得した気分になりました。多分B4くらい。絵がでけえ…。
話の展開は大まかには同じですが、リックがアメリカ参戦を新聞で知るという描写がこの時点でありました。文庫版ではカットされたっぽいですが、この辺りのリックがアホの子すぎて私は割と好き。
主人公のアホさがナーフされることあるんだ…と20年越しに知ることになって笑っています。どういう主人公なんだよ。

雑誌Cobalt 1999年4月号

なんジャパ新装版が表紙なところに時代を感じるな…。

天バカ自体はシャンパーニュ不時着→戦闘でレッドバロンに邂逅するところまでです。
イラストについては、文庫版で似たような構図があっても雑誌版だとまた印象違います。
当時の担当イラストレーターさんは大変だなあなどと思ったり。

個人的オシカプ萌え萌え要素↓
・扉絵の表紙、かわいい(語彙の消失)。
・複座機に乗ってふくれっ面してるリックがBABYすぎる。
 座った時点でも結構身長差あるんだね。
・不時着しておそろっちのパジャマ(?)着させてもらってるくせに悪態をつくロードの仏頂面とキレてるリック。
 だいぶ顔が幼いな…。
・えっ格納庫で喧嘩するシーンの挿絵があるんですか!?ここの2人の表情が最高です。
 梶原先生の絵のうまさが分かる一枚…ありがたい。

この回、話の内容的にもイラストがオシカプ率高くて満足!!
収集した甲斐があるというものです。
しかし喧嘩してるシーンの挿絵が多いなオシカプ…(うまい)

雑誌Cobalt 1999年6月号

この号だけはど~~~~~~~もなかなか見つからなくてですね…。
迷った末、結局プレ値で駿河屋(だったと思う)で購入しました。
値段は定価の10倍ほどだったか…。
こんだけ跳ね上がってた理由はほぼ間違いなく多分炎ミラ特集号なせいだと思います…(畏怖)。
3、4年前の金額なので今見るとまた違うかもしれません。
私がプレ値で買ったせいなのか、次の入荷分?だかでまた値段が上がってて笑いました。
足元を見るんじゃないです。

収録内容は1巻の終わりまで。一騎打ちのくだりがあるのでドイツ軍の描写もイラストも多めです。
ぶち切れてるゲーリングと呆れているロードのイラストが対照的でおもしろい…。

あと文庫版では削られているロードがリックの一騎打ちを見ているところで以下のような文章があるんですが

この一文読んで「ワイの苦労は無駄では無かったな…」とマジでちょっと泣きました。
空を飛ぶために生まれてきたってお前…多分ロードの中では最上級の褒め言葉ではないか…?
文庫版で削られた経緯は謎ですが、たった一行にも満たない描写ですがロードのデレ度段違いだなという印象になるので、須賀先生もいや…まだその時ではない…となったのかもしれません(ただの妄想だよ)

テーブルの上で調子に乗っているリックのイラストも爆裂笑顔でかわいい。
イラストの大きさの違いからか、結構構図がダイナミックなものが多い印象ですねー絵が上手いな…。

読者コーナーではキャラに台詞をアテレコしようみたいなのもあって、文庫では味わえないこのライブ感がたまらんですな。
チョイスされてる画像がパードレとリックなのもちょっと面白い。

あとこの号は作家さん達が顔出してインタビューに答えてくれるという企画が載っていたりします。
話には聞き及んでたけど、やっぱ当時のCobalt作家ってかなり忙しかったんだな…?
どの号だったか忘れたけど電話ラジオ?的なものも梶原先生とやってたらしい。当時の最先端だね…。

掲載誌(2巻収録分)

雑誌Cobalt 2000年2月号

第2巻に収録されている内容はこの号から。
いや、この表紙あまりにもサイコ~~~~ですね…なんか見るたびに語彙が失われる。
文字が滅茶苦茶ピンクでなんかこの時代の少女誌を感じます。

この号では作品のおまけページで「WW1の撃墜王たち」みたいなコーナーが梶原先生のイラスト付きで存在しています。

少女誌とは…??????

割とやりたい放題で笑う。
マノックさんとか載ってます。ロードのモデルの一人だとか。
分かっちゃいたけど、やっぱり当時のCobaltの懐が深すぎるよ!!
まあキル・ゾーンも巻末にブービートラップの解説とか載ってるしな…(ミリタリィ)この辺の最新刊のタイトルとか「虜囚」ですよ…。虜囚て!!
各エースに対するリックのコメントがなんかかわいいからまあヨシ。

この辺から大分キャラも固まってきてる印象。
須賀先生のキャラ紹介が面白いのですが、リックが割とボロクソに言われてて笑う(飛行機とったら何も残らないとか言われてるけどまあその通りだな…)

文章のところではシャーロットの名前がシャルロットになってるとか、そういう細かい部分くらいですかね~。文庫はそれこそ何十回も読んでいるんだけど、やはり面白くてつい読みふけってしまう…。

雑誌Cobalt 2000年4月号

おい!!パッシェンデーレ編だぞ!!!!!!!!(興奮)

思ってたとおり道中のイラストが結構ありまして、買って良かった…(n回目)
最大の違いはロードの服装ですかね。
雑誌版だと黒っぽいコート着て軍帽の形とかも違いますが、文庫版だとリックとおんなじような格好しているのでこれは単純に修正入ったっぽいです。
でもこっちの服装もいい…まあ、史実的には文庫の方が正しいんでしょうが。

子守歌のシーンでリックの寝顔のイラストがあり…おれは…いやこれ、当時のオタクはこれどんな気持ちで読んでいたんですか??????????やっぱりローリクは付き合ってる(妄言)。

それにしても、シャロンちゃんが病室で佇んでるイラストとか良い…やはり梶原先生の描く美人は良いですね。本当に画集が欲しいです…切実に…。

雑誌Cobalt 2000年6月号

もう最終号ですわよ。ああ寂しい。
そんでもって内容もなかなかハードになってきていて、やはりピロシキの絵は泣いてしまうな…おおん…。
ドイツ軍も切ないよ~私はこの世の兄弟は保護しろ協会日本支部会員なのでリヒトホーフェン兄弟も割と好きでしてね…。

レッド・バロン死後にパードレとロードがお酒飲むシーンのイラストがあるんですがなんて言うか…大人っぽい二人だな…?(大人だよ)
ここのイラストかなり好きです。
あとロードがラッパ飲みするシーンも挿絵がある。
このシーンでもリックは机の上に乗ってますね。子どもかな?

しかし何度でもいうが、この作品の結末をリアルタイムに雑誌で読んでたローリク萌えの人はあのラストで正気を保っていられたのかそれだけが知りたい。
当時私が大人だったら同人誌10冊くらい出してたと思うレベルのラストだと思う。マジで。

余談

本編は載ってませんが、1999年12月号には連載開始前の予告イラストが載ってます。
みんな若干人相が違くて面白い。
初期って感じがするぜ…。
あんまり梶原先生のイラストっぽくない印象を受けるんですが、空戦コメディ(!?)ということで少しコミカルめに描いてたんでしょうかね。

同人誌「FLYING FOOLS」

発行:ニキータ 発行日:2000年12月29日 発行者:梶原にき

こちらは原作完結記念に須賀先生とイラスト担当の梶原にき先生が発行された完結記念本です。
ニキータ(NIKITAとも)というのは、梶原先生の個人サークル名です。
私は持ってませんが、キル・ゾーンとかでも色々本出してた記憶。
日付的にこれは冬コミで発行されたものだと思われる。
写真のはまんだらけ(確かそう)で10年くらい前に手に入れたものになります。
手に入れたときは中古で100円くらいだったと思うんですが、最近検索かけた時は500円くらいだったな…。

内容としては梶原先生のキャラ紹介と、ショート漫画(これがまたかわいい)、須賀先生書き下ろしでロード視点の掌編が収録されてます。
ロードのバックボーンについて本人視点で語られるので、ロードのファンは読んだ方が良いと思いますね…。
なお、相変わらずリックとは喧嘩しており、付き合っています(フェイクニュース)。
モリッツに「にゃーん」を強要するヤンデレロタールが良い。
梶原先生の描くギャグ、好きなんだよな…。
あと深窓の令嬢みたいになってるロードも見る度にフフ…となります。睫毛なげえ。

それからリックのお姉さんのシンシアの姿も拝める(多分様々な媒体でここだけ)ので作品が好きなら読んでおいて損はないんじゃないかな…。シンシアお姉さん、端的に言うならバリキャリって感じの見た目です。賢くて強そう(須賀しのぶの女子だ…)

本誌集める前はこれだけで5、6年萌え萌えしていました。燃費が鬼良いな。
確かアンゲルゼの補完同人誌を須賀先生が出してたころに、漫画部分だけブログでWEB再録されていた記憶があります。
掌編はどうだったかちょっと思い出せないですが…。

複製原画

これ本誌集め出してから存在を知って、なかばあきらめていたのですが、ようやく巡り会うことができました…。
チラ裏でも描きましたが、こちらはCobalt2000年2月号にて、抽選200名の読者にプレゼントされたものになります。
サイズは本誌の2倍くらいの大きさでしょうか。
このでかさで文字入れされてないイラスト、超貴重なので嬉しい…😭

かなりきちんとしまわれていたっぽく、フレームの状態も綺麗でした。
出回っている枚数がそもそも少ないので、こうやって残して居てくださる方いただけでもありがたい…。
一応ネット上で見かけたのはこれが2枚目ですね。いやまじでたまたま検索に勤しんでいて良かった…。

今後欲しいもの

いやまだあんの??????て感じですが一応…。

・広告が掲載されていたらしい少年ジャンプ
これ、週刊だったか月刊だったかわかんないのですが以前須賀先生が「少年漫画的ストーリーなのでジャンプにも広告載せてもらったんですよね」的なことをどっかで仰ってて…。
情報がなさ過ぎワロエないのですが、ジャンプだったらまんだらけとかで発行時期絞ればいけるか?
これこそ国会図書館案件かもしれません。

・かつくらとかオタク系雑誌
かつくらは別の推し作品のことも含めて、どこに何が載ってるか分からないのでちょいちょい集めています。
やっぱ当時のオタクの声が知りたいからさ…。
いやそれにしても、大昔に投稿されたイラストが載ってた号持ってた気がするんですが手元探してもなくてですね…幻覚?何?

所感

えー、いかがでしたか?(いかがでしたかブログ)

半分以上オタクのキショ感想にまみれており、お見苦しい限りですね。本当にな。
集めてみて感じたのは、やっぱり古書店とかだと比較的状態のいいものが見つかりやすいということですね…焼けとかが比較的少ない。
個人蔵のものは状態がピンキリという印象でした。それでも残して手元で読めるだけでも超ありがたいのですがね!?そこは間違いない。


まあ、ぶっちゃけ内容が知りたいだけなら国会図書館でも良かったんですけど(見つからなければ本当に写本サービスの利用しようかな、と検討していました)、やっぱ手元に置いておきたいじゃないですか…。オタクなので…。

いざ集めてみたら当時のCobaltの中でも内容的にも絵面的にもやっぱめっちゃ浮いてんな…KISS…て感じで笑いまししたが。乙女ちっく通信に載っていたのか!?これが!?

本当に青春ものとして素晴らしく面白い作品なので、気が向いたらぜひ電子書籍などで読んでみてください…。Kindleとかでも買えるよ!

上の文章は分かってる方向け(このサイトに来る人で何人いるんだよって感じですが)にしか書いてないので、そのうちちゃんとした作品紹介をしたいな…と思っています。
まあそうなると多分8割くらいオシカプの話をすると思いますが…私にしか需要がない…。

このサイトは今後もこの調子でやっていきますので、生暖かく見守ってください…。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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